8月17日に一旗会USA(ロサンゼルス)の第321回会合が開催されました。


第321回一旗会無料Zoom会合 - 
利益を増やす経営、手元現金を増やす経営、どうやったら?


●企業が潰れるのは支払う時にお金がないからです。 赤字だから潰れるわけでも借金が多いからでもありません。 手元に支払うべきお金がない、然も融資は受けられない状態、それが倒産の原因です。 然しそういう現状は或る日突然来るわけではなく、日頃の積み重ねで発生します。

●もっと手元現金を増やす、それが経営の第一歩です。 キャシュフロ―頼みは常に倒産の危険を背負っている、それをお忘れなく。

●手元現金の積み重ねは売り上げが利益を生んでこそ可能になります。 そのためには高収益体質の経営が求められます。 利益率を高め、その利益をなるべく多く現金と言う形で手元におく、そういう経営が安定経営と成長経営に必要です。

●バランスシートはビジネスの従来からの活動結果集積としてのお金の動きを示してくれますが、決算におけるお金は現金・預金・売掛金・在庫・銃器・社債株券と言う諸々に形を変えて資産として計上されております。

●B/Sが教えてくれることは、手元現金を増やすベストな方法は、現金を他の資産に形を変えないで現金として手元に置いておくことです。 例えば売り上げはなるべく現金回収、不要な在庫は持たない、大きな什器は買い取りではなくリースやレンタルにする、自分の力ではどうにもならない株式等には投資せずフルに自分にビジネスビに再投資する、と言った発想が必要です。

●現金不足をもたらすような従来の経営パターンを変えるためには、各年度ごとの損益決算書の見直しが急務です。 利益が手持ち現金を生みだすわけですか、決算書の一般管理費中の経費の大幅削減が取り組み対象になります。 無駄な人件費・無駄な宣伝広告費・無駄なサブスク料など私達が習慣的に無駄を繰り返しているケースが多いので、そこを見直す事で経費の大幅削減が可能になります。 

●次いで見直すべきは、商品原価の見直しです。 サプライヤーと交渉して価格を下げさせる、又はサプライヤーを変更することによりコストを削減する事が必要です。 それと並行して、値段を上げる、安売をしないことも利益率アップに有効な方法に成ります。

●そのほかB/S や P/Lに記載されていない分野で雑収入として現金を獲得できないかの検討も必要になります。 

●経営で重要なことは、お金の使い方・活かし方です。 それは投資とも経費とも呼ばれます。 経費は生きた使い方すれば利益を呼び込める、そういう発想で経費に取り組めば、経費の使い方の重要性がわかるのではないでしょうか。 つまりコスト削減という考え方を、一律不要コストの削減と言う発想ではなく、経費の活かした使い方が利益を生み出す考え方と理解、どうすればこの出費で利益を生みだせるのか、と言うテーマであり、そう言う発想だからこそが利益を生み出し、そして手元により多くの現金を蓄える事が出来ます。

●無駄な経費削減と高収益体制確立のための7つ重要ポイント:
① ビジネスの基盤が固まるまで選択と集中による効率的経営 (不採算部門からの撤退・在庫の大巾削減・無駄な人件費・販促費の削減)
② 現顧客を維持、リピーターにする仕組み作り (現顧客維持➡リピーター➡客単価のアップ)
③ 社員の生産制をアップする仕組み作り (人手不足が問題ではなく生産性の悪い人材が問題)
④ 高値でも集客できる体質作り (実績や口コミの積み重ねによるブランド化、安売り・値引の排除、特殊ノウハウ)
⑤ アウトソーシング・業務委託の活用 (自己完結型はコスト増の一番の原因)
⑥ 売れ筋商品・サービスへの再投資 (金を生む場所こそもっと金を生む)
⑦ 新商品・新サービスの開発 (今はいつまでも続かない,将来に向かって取り組むからこそ将来が生れる)

●利益ねん出経営=経費を活かした経営、そう理解できれば、B/S, P/Lに登場しない分野からも利益を捻出する方法が色々あるのではないでしょうか

●今回はこのあたりについて美奈子スティールCPAから学びたいと思います。

●自転車操業で苦しんでいる方、成長にチャレンジ中の方、まずは安定経営を確立したい方、是非ご参加ください。

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ゲスト: 美奈子スティール 経営者の為の税務・会計の専門CPA
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