5月17日に一旗会USA(ロサンゼルス)の第330回会合が開催されました。
第330回一旗会無料Zoom会合
Dealmaking とは?
強引に自分の要求を通す事?
自分の得になる条件で合意を引き出す事?
それとも。。。
Dealmaking におけるマスト、ビジョン!
- トランプ大統領はディールが大好きといわれております。 一体ディールメーキングとはどういう事をさすのでしょうか。
- ディールというと、一般的には、Bargain、お得感満載な取引条件と理解されておりますが、交渉により両当事者にとってうまみのある合意を獲得するのがディールメーキングといわれております。
- つまり、交渉により、自分の商品・サービスを売り込むレベルではなく、それ以上に重要な価値ある何らかの合意を獲得することを目的に交渉する姿勢を指すようです。
- トランプ大統領は、アメリカのリーダーシップの復活・アメリカ製造業の復活・ドル価値の適正化を目指しております。 必ずしもアメリカに集中豪雨的に輸出するな、安売をするな、また、中国共産党を崩壊させようとしているわけでも、また、国家が自由貿易を恣意的にコントロールするレベルで何とかしようとしているわけではなく、グローバリズムを排して各国が独立国として主権を堅持しながら、自国を管理し、世界秩序を尊重、その上で、透明にして公平な貿易体制を確立する事を目指しているようです。
- 一見無理筋の世界的関税引き上げの目的は、それを糸口に世界各国との話し合いを通じて個々に秩序ある貿易体制の確立と世界平和の樹立しようとする意図が汲み取れます。
- このようにディールメーキング(意図とした合意の見つけ方)とは、交渉当事者の頭の中にある思いにより展開されるもので、それだけに各国の交渉当事者は其れなりにアメリカの手の内を十分予測してから取り掛からないと、思わぬ条件を飲まされてしまうリスクの高いものです。 そこにディールメーキングの難しさがあります。
- 今回のトランプ関税を下記のシナリオから眺めるとトランプ大統領のディールメーキングの目的は
- 中国はアメリカの仮想敵国➡ 現在中国経済は苦境➡ 中国一般国民の不満が鬱積➡ 現実には多くのアメリカ製造企業が中国を中心に世界的に活躍 というう現実のもと
- 中国の不公平な現状を激変させ理想の体制を確立させるためには荒療治が必要+一過性パニックを織り込んでの行動が不可欠と判断
- 適度な緊張こそ平和に不可欠
- 中国を救済➡ アメリカの傘下におく(世界の製造工場+将来の消費市場)
- 以上の諸問題に整合性を持たせた解決策➡ 中国との出来レースの展開合意
- アメリカの大巾貿易赤字➡ 世界にアメリカ関税のアップを発表➡ 中国には驚異的関税をかける➡ 中国が国民向けに対抗税率を発表➡ 中国国民の不満をアメリカへの敵対意識に変換➡ 内乱のリスクを回避➡ 中国が近隣諸国との経済圏樹立に動き出す
- アメリカのリーダーシップによる世界的秩序の確立+戦争の無い世界+基準通貨ドルの安定+アメリカの製造業の再建+軍需産業への抑圧+商品・サービスの公平で透明性のあるスムーズな世界的売買の実現
- 今回はビジネス社会におけるデールメーキングについて、
1.其の為の準備
2.交渉の仕方
3.取りまとめ方
について学びたいと思います。


